2012年5月30日水曜日

連日の天候による被害

カーテンの隙間から陽射しが漏れ目覚める、気持ち良い朝を迎える。
と、思ったら夜には激しい雷雨、雹が降り続く。

異常気候と言われるが、すでに4・5年前からこういう天気は起きている。
だから、そんなに大きく驚くことはないです。
僕よりも野菜たちのが驚いていると思います。。。

野菜たちは生きている、それを畑を見続けていると本当に良く感じます。
こういう時期に少し寒さが続くと、成長を止めて寒さ対策でエネルギーを溜めようとします。
だから、良い天気になっても、すぐには成長しようとしない。
様子を見てるんですね、『また、、、寒くならないよなぁ~』って(笑)

そんな中、ミニ白菜が雹でやられました。。。
キャベツもやられました、残念です。
何とか、ミニ白菜は外葉をむけば出荷できるので安心しましたが。

と現場での状況です。




2012年5月27日日曜日

岩手県藤沢町へ ~リンゴ畑~

先週末、1泊2日で岩手県藤沢町へ

茨城から埼玉の大宮へ出て、新幹線に2時間程度乗り一ノ関駅。
岩手県といっても宮城県寄りで思ったよりも近い。

今回の目的は、9月頃から頂くおいし~いリンゴ畑を見に行く事。
山間にあるリンゴ畑は、寒暖の差があるため甘味がのるリンゴが作れるそうです。
いくつかの畑を見せて頂き、いつも頂いている農家さんの畑を見ると一目瞭然!
手入れ具合が違い、一緒に回った群馬でスーパーを営む富所社長とも一緒に唸る。






















果物を育てるのは思っている以上に大変です、それもおいしい果物を作るのは余計に。
田舎では、庭や近くに柿の木、梨の木、びわの木などあるので、
知ってそうに思いがちですが、それは大きな間違い。
百貨店などに出荷するプロの農家さんが作る努力、手間暇は半端じゃないです。

春になる前頃から、枝の剪定をして今年に生らす実と、
来年、再来年に生らす実を考えて枝を剪定する作業がすべての樹々で行います。
それこそ何十本とある樹々を。
花が咲く頃には、授粉を一つ一つします。
写真であるように、たくさん花が咲いてますが、一番実が付きやすいのを選んで、
その花だけに授粉させます、雄しべを取って手で一つ一つね。

それが終わる頃には摘果、実がついたとしても一番良い物を選び、
栄養が集中するように見極めて、摘果する作業をします。
ほっといてリンゴが出来るわけがなく、おいしいリンゴができるわけがないです。

な~んていろいろ話をしていたら、ビックリ発言が!?

『吉田君、このリンゴ畑買わないか?』

『えっ!?』 ・・・確か去年も云われたな(笑)

『○千万でいいよ』

う~ん、確かにおいしいし魅力的なオファーですが、茨城にいて見切れないからね~。
じっくり検討して是非とも良い答えを出したいと。。。
時間が経てば経つほど、本気で考え始めました。





















一緒に回った藤沢町の役場の、スーパーのバイヤーなどの皆さん。
地方は元気ですよ~。
去年、地震で大被害をくらったとは思えない程です。
一番若かった僕ですが、パワー負けしてたかも(笑)







2012年5月25日金曜日

新鮮畑さんのblogより

先日、千葉で野菜専門店をやられている新鮮畑さんと産地を回りました。
その様子が新鮮畑さんのblogにupして頂きました。

僕等がどんなにお薦めしても、お店の方が直接産地へ来て、見て、
感じて頂いたことをお客様に伝えてもらう、これが一番です。

もっとたくくさんの方に来てもらえたら、うれしいなぁ~



















http://ameblo.jp/shinsen-batake/

2012年5月24日木曜日

新しい野菜が続々でてきます

大分暖かくなってきましたね~
茨城ではたくさんの野菜ができる季節になりました。

えぇ~っと、ミニ白菜でしょ、カリフラワーに空豆。
達人メロン、ズッキーニ、少しすると花ニラ、あま~いキャベツ。

まだまだあるなぁ~、おいしい野菜ばかりがでてきます。

なかなか紹介できないですが、少しずつ頑張ってUpしていこうと思います。。。

2012年5月19日土曜日

大空へ向かって伸びる空豆

快晴!
輝く太陽と突き抜けるほどのスカイブルー。

青い大空に吸い込まれるように見上げている僕等と同じように、
羽があったら飛んで行きそうなほど見上げている野菜、空豆。

先週に比べて粒もしっかり付き大きく育ってきました。
大空から大地へと意識が変わる頃、
つまり上を向いていた空豆が、下へ向いた時が収穫時期となります。
来週には収穫始るかな、楽しみですね~




2012年5月16日水曜日

石川県金沢市へ無農薬の果物を求めて

先週、大変お世話になっている社長のところへいってきました。
よろぎ野.菜という会社名を名付けて頂いた方です。

日本でも唯一、汚染された放射能を除去できる方法を編み出された方です。
大勢の学者や教授が叡智を絞って、日々模索しておりますが、
放射能を吸収する方法を考えても、その吸収した放射能の処理が出来なく困っています。
つまり、また放射能が降ってきたら、その場に溜まり、また吸収して、、、とやるだけです。

そうではなく放射能を除去することで、汚染された水や土から放射能が無くなるという事です。
すでに実験結果は出ており、各地で実際に除去され始めています。
但し、ここに問題があるのが政治が絡む事なので、
何かと政府が推進するのには時間が掛かるという面倒なことがあるのです。

何故?

と思うかもしれませんが、今の日本、いや世界でも利権という名の鎖が跋扈しているためです。

さて、その社長が指導されている農家さんのところへ。

1年前、よろぎ野.菜を設立した頃にお邪魔して以来ですので、丸1年ぶりの再会。
農家さん達は覚えていてくれるのか?(笑)

まずはトマト、胡瓜、お米、小松菜、ズッキーニなど季節野菜を、
完全無農薬で作られている奥野さんのところへ案内して頂きました。
懐かしい・・・


















左)川口そごうの大田店長
中央)奥野さん
右)大変お世話になっている澤本社長

胡瓜の苗を定植したところのハウス。
よ~く見ると真ん中に何やらぶら下がっています。
これは天然の原石(抗火石)

これをぶらさげておくと、、、害虫が寄ってこなくなります!
え~って思うでしょ。
本当なんです、かなり害虫が少なくなるため、農薬を使う必要がなくなります。
他にも微周波が出ているので、温度調整やハウスの空気洗浄など、
多くの役割を秘めているのが、この抗火石なんです。

因みに関東では伊豆の天城山でしか採掘できません。



2012年5月15日火曜日

アドバイザーとの産地回り研修へ 空豆畑②

ちょっと気づくと、前回の投稿から1週間経っていました。。。
すいません。

さて、気を取り直して空豆での続きを載せたいと思います。

何故、空豆というのか?
実を付けた時は、重みで下に垂れるように生りますが、
早朝に見ると、空に向けて豆が実を付けています。
太陽の恵みをタップリと浴び育った豆が、その思いを届けるように空に向っている様子を捉えて
昔の方々は空豆と名付けたそうです。





















まだまだ小さな実ですが、月末には立派な実をつけることでしょう。
雹の影響が無いといいのですが・・・

2012年5月7日月曜日

自然との調和と過去の記憶

信じられない事が、また起こってしまいました。

午前中は天気も良く、多少曇ったりした程度でした。
昼頃も風は強かったですが、雨が降るような気配はありませんでした。

NEWSでも取り上げられていた、つくば市での巨大竜巻。
事務所からはかなり離れていたため、被害はほとんどありませんでした。
作業場への通り道から、少しそれたところで竜巻は起きました。

竜巻が起きているのも知らず、鉾田市の近辺の農家さんの集荷をしていました。
鉾田市は海沿いで、去年の3月11日の地震と津波の被害が大きかった地域です。
作業場がある石岡市の農家さんの集荷に移った頃でした、
夕方かと思ってしまうの程の暗さになり、時計を見直したぐらい黒い雲が空を覆っています。
ポツリポツリと降り出した雨が強くなり、小さい雹が降り始め、次第に大きく激しくなりました。

ハウスを突き破る程の大きな雹、覆っていたビニールが吹っ飛んでしまう程の強風。
大きな水溜りが道路の到る所で出来る大雨。

一段落した後、一人二人と電話を頂きました。
口を揃えたかのように、

『大丈夫?竜巻すごいよ。』

何のことか分からず、大したことないだろうと思っていたのですが、
TVを付けてその規模に唖然としました。

昨夜、クリント・イーストウッド監督の『ヒアアフター』を観ていたのもあり、
(オープニングで大津波に呑み込まれるシーンが映っています)
あの3月11日の悲劇の記憶が蘇ってきました。

1年が過ぎ、過去のものとなりつつある気がしますが、
今でも多くの方が不自由な生活を余儀なくされ、茨城産という事でお客様も敬遠されます。
これは仕方のない事です、お客様に非はありません。
そして、作っている農家にも非はありません、被害者なのです。

僕は悔しい。
安全でおいしい野菜を届けたいのに、届けきれていないことに。
それ以上に、一つ買って頂けた時の喜びは、かけがえのない喜びでもあります。

お世話になっている農家さんは笑顔で言いました。

『 太陽5+大地4+農家1=おいしい野菜10 俺達の役割なんてほんのちょっとなんだよ。
 自然と喧嘩したって勝てっこない、だから仲良く付き合っていくんだよ。』




2012年5月6日日曜日

アドバイザーとの産地回り研修へ 空豆畑①

5月5日子供の日は快晴でしたね。
今日は天気が崩れるようです、、、参ったなぁ、集荷なのに。

さて、アスパラ畑から、よろぎ野.菜の作業場へ戻り、
裏手に見える畑、そこに空豆があります。





















収穫時期が5月末頃。
他の野菜と違い、収穫の調整が難しく一気に採れます。

ざっと・・・ 1t 以上は収穫できるでしょう。



















かなり空豆の花も咲き、これから実をたっぷり付けてくる様子が伺えますね。

ここから倍以上の高さまで伸びてきますが、上から下まで収穫できるわけではないです。
上の方は実が小さく、ほとんど収穫はできません。
そもそもが食べるためではなく、子孫繁栄のために多くの実をつけ種に変わっていくので、
我々が良く知っている空豆は、下の方に実を付けた物が殆どです。

何故、空豆というのか?
ご存知ですか?
僕は知らなかったです、Netで調べたらすぐ分かるかと思いますが(笑)

次回、書こうと思います、おいしい食べ方もね。


お楽しみに。。。








2012年5月5日土曜日

アドバイザーとの産地回り研修へ アスパラ畑②

つづき。


やっぱり採れたては最高です!
収穫したばかりのアスパラの切り口から、溢れるほどの甘い水分が滴ります。
根から養分をしっかり吸い上げている証拠ですね。


















(左)須藤 馳走Director (中央)アスパラ農家 大和田さん



















皆、たっぷり収穫してごきげんです(笑)























収穫したてをお届けしておりますので、軸の部分もそのまま切らずに召し上がれます。
アスパラの味が濃いので、味付けも少しで充分です。

須藤 馳走Directorより 『味噌汁にすると、また違った食感と味わいを感じれますよ』と。

野菜が持っているグルタミン酸と、味噌に含まれる大豆のグルタミン酸が合うそうです。
大豆に含まれるグルタミン酸は、少し成分が違うため相性が良くなるそうですよ。
是非、試してみてください。




















最後に。

左手前に切った後のアスパラがありますね。
これは去年のです。
その右横から、白く生え始めてるアスパラがあります。
来年は、生え始めてる白いアスパラの左横から伸びてきます。

このように、少しずれて毎年毎年生えてきます。
決して適当に出てきてるのは無いんですね。


2012年5月1日火曜日

アドバイザーとの産地回り研修へ アスパラ畑①

暖かい陽射し、心地よい風、過ごしやすい気温、産地回りには持ってこいの日和でした。

さて、よろぎ野.菜では、多くのお客様に野菜を知って頂きたく、
納め先である百貨店やスーパーで、クッキング販売(実演販売)を行っています。
そのため、定期的に産地回りをして、農家さんの想いと野菜の特徴を現場で観て、訊いてきます。

今回は茨城県石岡市の農家さんを回りました。
まず、今が旬のアスパラガスの畑へ。

よろぎ野.菜のアスパラは、緑と紫と二種類あります。
品種が違い、味、香り、柔らかさ、すべて違います。
紫のが柔らかく、野菜の甘味が強く、ポリフェノールが豊富です。

どんな感じで栽培されているかというと、、、こんな感じです。




















アスパラは1mぐらい地中に根を張り、丸い球根のような株があります。
この株に養分をしっかり貯めて、ニョキニョキっと出てくるんですね。
今の時期は、冬の頃から養分をグッと貯めて、春の訪れと一緒に出てきます。
そのため太く色が濃いアスパラが育ちます。



















これはアスパラですよ(笑)
黒いのが種で、根の部分に小さいけど塊が株です。
これが大きく根を張り、冬に葉が枯れて、春に太く伸びてきます。

6月頃に今のアスパラを大きく伸ばして、葉を伸ばさせ光合成をさせます。
これをアスパラの樹を立てる、と言います。

そして、来年のために株へ養分を蓄えさせながら収穫をします。
そのため、この時期と比べて細めのアスパラになります。




・・・つづく