2012年3月11日日曜日

あの日から1年を迎えて

 気付くとあの日から1年が経った。

あの日、大きな仕事もなく休みを兼ねて、
日頃からお世話になっている農家さんのところにいた。
大きな揺れと同時に、皆で外へ飛び出した。
暫くして断水と停電、、、
停電から復旧したのが二日後、水道は1週間掛かった。

何もできなかった、ガソリンは無く、食糧も手に入らない。

月が明け4月。
お世話になっている社長のご支援で被災地、南三陸町へ向かうことができた。

『このお金を使って、農家さんから野菜を買い、それを届けてあげて欲しい。』

よろぎ野.菜を設立して初めての仕事だった。。。
農家さんを救い、被災者の方を救い、そして、、、僕への救いの手でした。
野菜を届けた時に、地元の方の終わりが見えない支援活動に疲れていた方々が、

『うわぁ~、トマトだ。長ネギがある、野菜がある。』

炭水化物は多くの方から届いていた、でも野菜はごく僅かしかなかった。
そのため、便秘で苦しみ味気のない食事を続けていたのを知った。

日本は農業国です。
そして、農家さんは高齢化し後継者が少ない。
新規就農者の方も増えていますが、先行投資が掛かり売り先を見つけるのが難しい。
続けていくのが非常に難しい。
だから、息子・娘に継いでもらおうと思わない農家さんも少なくないのが現実です。

野菜が食べれない、、、考えた事がなかった。
食べれなくなった時、身体にこんな異変が出ると思ってもいなかった。
野菜が足りなくなる、そんな日が来ると誰も思っていないでしょう。
漠然と意識にあるかもしれませんが、何処か現実のものと感じ切れないことでしょう。
僕は忘れない、あの日、電気も水道も食糧もなくなった瞬間を。
だから、野菜を扱い続けます。



多くの被災者の方々へ、ご冥福を祈ります。

株式会社よろぎ野.菜
代表取締役 吉田たくみ

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